空手道とは、一般には沖縄固有の拳法「手(ティー)」に中国武術が加味され、さらに示現流など日本武術の影響も受けながら発展してきたと考えられています。
現在では世界中で有効な武道、格闘技、スポーツとして親しまれています。
現在普及している空手道は、試合方式の違いから、寸止めルールを採用する伝統派空手と直接打撃制ルールを採用するフルコンタクト空手に大別されています。
糸東流修交会義心館は寸止めルールを採用する伝統派空手となります。
1964年10月1日、「日本の空手道に統一的な秩序をもたらす」ことを目的として伝統派空手の四大流派(剛柔流、糸東流、松涛館流、和道流)、旧・全日本空手道連盟である錬武会、諸派の連合である連合会などによって設立されました。
段級位・色帯・称号、空手道の段級位制や色帯制は、柔道を参考にして導入されました。
帯はまず黒帯、白帯が導入されました。黒帯は有段者、白帯は入門者の帯です。黒帯と白帯の中間(1 - 3級)には、多くの流派で茶帯を設けています。
さらに、茶帯の下に、当初子供用に緑・黄・青等の色帯が導入され、今日では一般化しています。
段級位や色帯の詳細は流派ごとに異なりますが、伝統派空手の場合、段位については全日本空手道連盟が「公認段位」を設けています。
称号は、流派、会派ごとによって、さまざまですが、称号には、範士、教士(達士)、錬士があります。